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弘大ブックレットNo.7 ものづくりに生きる人々 ―旧城下町・弘前の職人―

  • 杉山 祐子・山口 恵子 編
  • A5判・115頁・並製
  • 定価 733円(本体価格667円+税)
  • ISBN 978-4-902774-71-9
  • 発行 2011年3月29日

第3回弘前大学出版会賞(2012年)

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内容紹介

「スゴイのは、津軽塗だけじゃない!」
旧城下町としての長い歴史を持つ青森県弘前市には、さまざまな職人のものづくりが息づいている。本書は、「日常生活」「工業」「ねぷた」「食品」「伝統工芸」の五つをテーマとして、ものづくりに生きる職人の仕事を大学生が観察し、話を聞き、調査した結果を全八章の構成にして編んだものである。本書では、さまざまな形のものづくりが、弘前という都市のなりたちや特性と密接にかかわりながら展開されてきたことが明らかになっている。そして、確かな技術を磨きつつ、時代の変化に対応した仕事のやり方を模索し、現代的なありようへと変化させながら、弘前という都市の産業を支えてきた職人たちの、豊饒な姿を浮かび上がらせている。職人たちの仕事に触れた大学生の驚きや感動を味わっていただければ幸いである。

・関連書
あっぱれ! 津軽の漆塗
日本語と英語で読む津軽学入門

目次

第一章 「一番簡単なことが難しい」――せんべい職人
第二章 力強さと鮮やかさ――津軽凧職人
第三章 「指先の職人」―― 太鼓職人
第四章 剪定ばさみとともに――打ち刃物職人
第五章 柔らかく硬い――打ち刃物職人
第六章 親子でつむぐ畳と魂――畳職人
第七章 「看板は景観を形成するもの」―― 看板職人
第八章 心をこめて「幸」を彫る――はんこ職人