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講演会の質疑応答
- Q.今の日本の若者に望むものは何ですか?
大学生・大学院生
- A.Confortable zoneから抜け出して、多様で複雑な世界に飛び出してください。若いうちに海外に1年くらい一度は行ってみるのがいいと思います。
https://x.com/kensuzuki/status/1589913123590668288
- Q.自然哲学とは?それを研究するきっかけは何ですか?
大学生・大学院生
- A.むかしの学問はある意味すべてが自然哲学でした。自然哲学から学問が分化してきたのが現在の自然科学です。学問を統合するという意味では、分化する前の状態に戻すという意味で自然哲学という言葉を使っています。
- Q.スマートニュースを作るにあたって大切にされた信念などありますか?
また スマートニュースを立ち上げた経緯についてお聞きしたいです。
大学生・大学院生
- A.自分の家族に薦めれるものを作りたい、民主主義の発展に貢献したいという気持ちで作っています。
創業の話はこちらをみてください。
https://globis.jp/article/7473/
- Q.日々、大切にしていることはありますか?
大学生・大学院生
- A.笑顔
- Q.大学生時代はどのような学生であったのか
大学生・大学院生
- A.講演録をご覧ください。
- Q.スマートニュースの強みはなんでしょうか?
他社も同様にニュースアプリを開発したが、スマートニュースはどうのようにして圧倒的な競争優位性を獲得したのでしょうか?
大学生・大学院生
- A.ユーザーにとって本当に必要なものを提供しようとしていることです。それは、オフラインモードであったり、飽きない推薦メカニズムであったりします。
- Q.大学生になり小説は読んでいるのですが、未だ評論やビジネス本といった類の書物に手を出せずにいます。
評論やビジネス本のおすすめがあったら教えてください。
大学生・大学院生
- A.ご講演後、サイン会場で回答いただきました。
- Q.鈴木健さんが思う自身の研究分野の魅力(研究分野の簡単な説明も含めてお願いします)とはなんですか?
また大学生に読んでほしい書籍、著者がいれば教えてください。
大学生・大学院生
- A.フランシスコ・ヴァレラの著作によって、生命とは何かというテーマについて深く深く考えることができました。大学生であれば、「知恵の木」をぜひ読んでほしいです。
- Q.起業に興味があっても、一歩踏み出す勇気が足りません。新しいことを始めるときはどのような心持ちでいますか?
大学生・大学院生
- A.だいたいワクワクしていることが多いです。他人に言われることを気にしないようにしましょう。未来の自分に後悔のないようにしてください。
- Q.・起業する際に考えていたことはありますか?
・起業する前はどのようなことを考えていましたか?
・起業した後考えてることや起業する前と考え方などが変わったなどはありますか?(視点などものの見方などが気になります。)
・起業するきっかけは何だったのですか?
・人生での後悔はありますか?
・人生で幸せだったことはありますか?
・好きな事や趣味は何ですか?
・大学生時代にやってて良かった事や悪かったことなどはありますか?
大学生・大学院生
- A.いろんなことを質問されたいのは、あなたから見えていない風景をぼくが見えていると思っているからかもしれません。これはお互いさまで、あなたが見えている風景、これから見ていくであろう風景は、ぼくが見てきたものと違うとてもユニークなものなのだと思います。だから、あなたの固有な感覚としての好きなものや自分の中の違和感を大事になさってください。
- Q.質問の機会を頂きありがとうございます.
生成Aiについて社会がどのように変わるのかを教えていただきたいと思います
よろしくお願いします。
社会人
- A.講演録をご覧ください。
- Q.これからの時代の出版、とくに大学出版等の学術書・専門書の出版について、忌憚のないご意見やご助言をいただけますようお願い申し上げます。
社会人
- A.講演録をご覧ください。
- Q.・お忙しいスケジュールをこなすコツはありますか。
・リフレッシュ方法は何ですか。
社会人
- A.やるべきことをいかに効率的にやるかよりも、やるべきでないことをやらない意思をもつことが大事だと思います。何をやらないか、定期的に振り返っています。リフレッシュは、温泉です。
- Q.ブロックチェーンと暗号化技術について、また生成AIについて教えてください。
その他
- A.生成AIについては、すでに会場でたくさん話しました。ブロックチェーンは大変おもしろい技術ですが、まだまだキラーアプリケーションが足りない状態です。もっとアプリケーションを増やしていく必要がありますが、そのためにはスマートコントラクトの実行スピードやオラクル問題などを解決していく必要があります。
- Q.300年後の読者に向けて伝えたいことを一言でお願いします。
会場
- A.なめらかな社会をつくりましょう
- Q.なめらかな社会とその敵は何を指しているのか、ご講演内容との繋がりをもう少しお教え願えると有難いです。
会場
- A.敵を指定しないといけない社会というのはいい加減に終わりにしないといけません。そういうことが可能な社会がなめらかな社会です。
- Q.近代化による都市化の流れと農村部の行方について、どうお考えになられますか?
会場(学生)
- A.今後は都市の自然化と農村部の自然化の勝負になるでしょう。都市にすむ人口のほうが多くなるいま、そして自動運転が現実的になるいま、都市と農村を行き来する生活スタイルが全世界的に可能になっていくと思います。
- Q.最初に単純化、あるいは組織化が格差を生むとお話されていました。複雑さ、関係性に重きをおく社会が可能になれば、格差は解消できるのでしょうか?機会の不均等がさらに拡大するようにも感じます。
会場
- A.格差が生み出される要因は、資本主義の金融システムにおいて、超過利潤は資本をもっている人たちに蓄積していくことによって起きます。したがって、働くということが投資になるようなPICSYのような貨幣システムをつくったりして、格差を低くする効果を貨幣システムの中に実装することが大事です。政府が入る形で行うのが、ベーシックインカム、負の所得税、あるいは税と社会保障の一体化という方法です。これらも有効な方法ですが、政治的な目的で無意味になめらかではない制度になってしまうことが起き得ます。
- Q.鈴木さんはこれからの日本、世界がどう変わっていくとお考えでしょうか?
会場(学生)
- A.今後しばらくは、世界情勢は不安定化し目を覆いたくなる悲劇も起きるでしょうが、その中でさらにその未来への種を育てていくことが大事です。
- Q.ふだん行っているルーティンはありますか?
会場(学生)
- A.歩くようにしてます
- Q.いわゆる誰もが知る国民的漫画(アニメ)キャラクターのような超高性能のAIが完成すると、人間ならではの特性はなくなるのでしょうか?
会場
- A.人間に似せる知能と人間そのものの違いというのは残るでしょう。それは身体性から生まれる内受容感覚であり、そこから生み出される人間同士の共感です。これは中身が機械であるロボットでは同じような内受容感覚を生み出すことは困難です。また別の困難さは、意識のクオリアに関係するものです。
- Q.活版印刷による革命は民主化を促進したということですが、コードにより300年後に起こるかもしれない革命は、どのような社会を生むと想像されますか?
会場
- A.市民が間接的な方法で政治に関わるのではなく、容易に自ら政策を生み出して実現させることができるようになります。また、社会契約を実際にすることができるようになるでしょう。さらには社会契約を超える概念が生み出される可能性があります。
- Q.今後AIが進歩し続けると感情を持つようになるのでしょうか?また、AIが感情を持つべきだと思われますか?
会場
- A.AIはAI特有の感情をもつようになるかもしれません。それは人間の感情とは似て非なるものになる可能性があります。AIがなんらかの感情をもつ世界は自然だと思いますが、その場合、AIに人権を与えるべきなのかというのが大きな論点になるでしょう。
- Q.上を目指した一握りの人間になろうとしないと個性は出てこないと考えていましたが、その過程で埋もれてしまうのも重要であるということでしょうか?そうであると、努力と成果が等価にならず、辛い気がしますがいかがでしょうか?
会場
- A.個性は、上を目指すこととは関係ありません。上を目指すとかえって没個性になるでしょう。努力と成果は等価にはなりませんが、それを恨むよりも、努力をしているときの充実感が上回るのではないでしょうか。
- Q.人間と高度に発達したAIは判別できるのでしょうか?
会場
- A.判別をするインターフェイスの設計によります。チャットのレベル、実際に抱きしめられる身体性のレベル、中を開けてみるレベルなど、人間とAIのインタラクションの接合点によって、判別できるかどうかは変わります
- Q.ふだん私は本を買って読んでいますが、紙の書籍と電子書籍ではどちらで読むのが良いでしょうか?
会場
- A.これは好みです。私は紙が好きです。
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