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暗号技術を支える数学

  • 長瀬智行・吉岡良雄・別宮耕一  共著
  • B5判・232頁・並製
  • 定価 2,640円(本体価格 2,400円+税)
  • ISBN 978-4-907192-90-7
  • 発行 2020年9月30日

    【品切れ・第2版販売中】

<編集者イチオシ!>

暗号といえば、かつては外国に潜伏している諜報部員が自国との通信の際に用いるなど、一般人にはおよそ縁のないものでした。しかし、インターネットが普及し、老若男女が日常的にネットワークを通じて情報をやり取りしたり、家電などの身の回りの様々なモノがインターネットに接続されるようなってきた現在では、暗号はごく身近で、かつ、安全な生活を送るために必要不可欠な技術となっています。

本書はそういった暗号技術を支えている、整数論および代数学を中心とした数学について、この分野を学ぶ学生や製品開発に携わる技術者向けに書かれた教科書です。電子透かしを用いた著作権保護の仕組みなど、身近なトピックも扱われています。決して易しい内容とは言えませんが、長年、大学でこの分野の講義を受け持ってきた著者により分かりやすく解説されており、豊富な練習問題と、付録として本文で取り上げた技術を実現するC言語のプログラム例が掲載されていますので、独学でも十分、理解できるものと思われます。今後、暗号について学んでいこうと考えている皆さまには、ぜひ手にとってみてもらいたい一冊です。

(担当編集員:水田智史)

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内容紹介

 インターネットやSNS、電子マネーなどの普及により、情報漏えいや情報窃盗などの不正行為が頻繁に発生している。これらに対応するには、情報を保護するための暗号や著作権保護が欠かせない。特に、電子マネーでは、コピーや変更などの不正行為ができない機密性の高い暗号や情報保護の仕組みが必須となる。キャッシュレス時代にはさらに頑強な暗号や情報保護の仕組みが要求される。本書は、代数学および情報セキュリティの分野を学ぶ学生や初学者および開発技術者に対して、現状の暗号や著作権保護の仕組みを分かり易く解説し、より頑強な暗号や情報保護の仕組みを構築するために必要な基礎的事項を述べたものである。また、本書の内容をより深く理解できるように、付録には計算結果や処理方法についてのC言語プログラムを掲載した。
・シリーズ
暗号技術を支える数学<第2版>

目次

まえがき
第1章  基本事項と本書の構成
第2章  群・環・体
第3章  ガロア体・代数拡大体
第4章  楕円曲線群
第5章  暗号化技術
第6章  公開鍵暗号
第7章  楕円曲線暗号
第8章  格子と暗号
第9章  ハッシュ関数暗号
第10章 デジタル認証
第11章 暗号学的擬似乱数
第12章 電子透かし
第13章 量子計算
第14章 まとめ
 付録 A DES共通鍵暗号方式
 付録 B 量子コンピュータの実現性
 付録 C 統計学で用いる確率分布
 付録 D 離散コサイン変換
 付録 E プログラム例
 付録 F 練習問題解答例

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