弘大ブックレットNo.5 津軽から発信!国際協力キャリアを生きる JICA編
- 弘前大学人文学部 柑本 英雄ゼミ4年(赤平 大寿/近藤 麻衣/冨岡 昂/吉田 美沙都)編/柑本 英雄 監修/佐藤 菜穂子 監修
- A5判・108頁・並製
- 定価 726円(本体価格660円+税)
- ISBN 978-4-902774-43-6
- 発行 初版第1刷 2008年12月6日
第2刷 2008年12月26日
第3刷 2011年6月27日
JICA広報グランプリ特別賞(推進員特別賞)受賞(2009年)
第1回弘前大学出版会賞(2010年)
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内容紹介
人生のキャリア作りに欠かせない要素が2つある。1つは自らの"戦略(自己)"、そして、もう1つは人との出会いが引き起こす"縁の力(他者)"だ。本書では、さまざまな立場でJICAと関わってきた「津軽出身の3人の国際協力プロフェッショナル」のキャリア作りを、講演者3人が読者に語りかける形式で紹介している。相馬多一郎氏は脱サラして中南米で青年海外協力隊調整員を、小形将樹氏はカンボジアで命がけの地雷撤去活動を、工藤倫代氏は若くしてUNESCO国際法規範の議論の現場を仕切るなど、それぞれが国際協力の第一線で活躍されてきた。本書には、3人それぞれが人生の選択で直面した"不安や迷い"、"決断"までの細かいエピソードがふんだんに盛り込まれている。また、本書のもう1つ特筆すべき点は、大学4年生4人によって、この本が作り上げられたことである。就職活動と並行して「キャリア作り」の本の「編集作業」を行った彼らが得たものが何であったのか、読者はその追体験をすることができるだろう。
・シリーズ
『弘大ブックレット No.10 津軽から発信!国際緊急医療援助に生きる 朝日茂樹医師のJDR活動編』
『弘大ブックレット No.11 津軽から発信!母国を離れプロフェッションに生きる 国際コーディネーター編』
目次
はじめに
第一章 舞台は中南米、青年海外協力隊を支える
(相馬多一郎氏のケース)
一枚のポスターとの出会い/バラバラになった合格通知をもって、いざコロンビアへ/硬派な調整員/日本へ帰国、そして新しい家族の誕生/家族全員で再挑戦/チリで感じた「人を大切にする」思い/新たな夢、誰もが集う場所作り/青森で国際協力の職に就く/若い人のために仕事をするということ/五一歳で進学を目指す/縁を呼び寄せる力
第二章 舞台はカンボジア、地雷撤去に命を懸ける
(小形将樹氏のケース)
不純な動機/二つの問題/地雷の手掘りと機械掘り/実践!地雷撤去―手乗り鹿食べたことありますか?/地雷博物館の子どもたち/地雷、賛成?反対?/一人で作る国際協力キャリア/個人のメリット・デメリット/涙のバスタオル
第三章 舞台はUNESCO、国際法規範議論の
現場を作る (工藤倫代氏のケース)
卒業後、後輩の前に立つ/この子、家に呼んだらどう?/絶対に留学してやる!/留学はキッカケに過ぎない/就職活動から一転…/IBC総会の準備へ挑戦!/事務局を運営してみて/IBCから広がる私のキャリア/これからの人生、どう生きる?
参考文献・URL
コラム・用語解説一覧
あとがき