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被ばく患者対応トレーニングマニュアル

  • 弘前大学大学院保健学研究科現職者研修実行委員会 編
  • A4判・52頁・並製
  • 定価 1,540円(本体価格1,400円+税)
  • ISBN 978-4-907192-15-0
  • 発行 2014年3月28日

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内容紹介

 本書は、大学や病院などの機関が被ばく患者対応トレーニングを開催するための、本邦初のマニュアルです。弘前大学は文部科学省の支援を受け、平成20年から5か年計画で「緊急被ばく医療支援人材育成及び体制の整備」を大学院保健学研究科を中心としてスタートさせました。教職員は、被ばく医療に関する情報を収集するとともに国内外の被ばく医療関連機関でのトレーニングを精力的に行い、被ばく医療の知識とスキルを自ら研鑽し習得してきました。これまで被ばく医療研修は、専門的な機関や組織により行われているものがほとんどでしたが、平成23年3月11日に発生した東日本大震災に伴う原子力災害以来、その重要性はますますクローズアップされています。弘前大学では平成22年から、主に看護職者と診療放射線技師を対象に緊急被ばく医療現職者研修を開催してきました。本書はその研修内容をもとにまとめられたものであり、多くの関連施設でトレーニングを行う際に参考になることを願って刊行されたものです。

目次

 巻頭言……桑原幹典
 執筆者一覧
 トレーニングの目的・本の構成………井瀧千恵子
1. 被ばく医療のアウトライン……………齋藤陽子
2.被ばく患者対応トレーニングを実践するまでの
  準備
  1)トレーニングの構成と実践までの流れ
         ……井瀧千恵子、北嶋結、中村敏也、
              門前暁、細川洋一郎

    ・教育の目的の作成 
    ・シナリオ作成・事例
    ・担当者と役割 
    ・指導技術の獲得および向上をはかるため
     の訓練
  2)研修に必要な場所、器材、消耗品、養生、
    傷の作り方など …………北嶋結、中野学、
            小山内暢、扇野綾子、中村敏也

3.トレーニングまでに身につけておきたいこと
   アウトラインと実際例………………野戸結花
    ・演習1.放射線の量と単位………細田正洋
    ・演習2.線量計算演習
             ……寺島真悟、細川洋一郎
    ・演習3.サーベイメータの取り扱い
              ……工藤幸清、吉野浩教
    ・演習4.除染・防護服着脱方法
          ……北島麻衣子、中野学、漆坂真弓
          
4.弘前大学における研修プログラムの例 
   概要……………………………………野戸結花
    ・演習5.汚染・被ばくを伴う患者の受け
         入れ体制作り……………北嶋結、
             小山内暢、門前暁、井瀧千恵子

    ・演習6.汚染・被ばくを伴う患者の受け
         入れ実践……真里谷靖、齋藤陽子、
             北嶋結、横田ひろみ、則包和也

    ・演習7.演習のまとめ・ふりかえり
            ……細川洋一郎、冨澤登志子
5.実践の評価と確認 指導チェックリスト
  ・・・指導の仕方など
            ……井瀧千恵子、高間木静香
6.参考資料
  アクションカード………井瀧千恵子、高間木静香、
        横田ひろみ、小山内暢、門前暁、寺島真悟

  チェックリスト…………井瀧千恵子、高間木静香、
        横田ひろみ、小山内暢、門前暁、寺島真悟

7.参考文献
8.索引

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