トランジスタラジオで学ぶ電子回路の基礎
- 吉岡 良雄 著
- B5判・124頁・並製
- 定価 2,095円(本体価格1,905円+税)
- ISBN 978-4-902774-98-6
- 発行 2012年12月14日
【在庫僅少・美本なし】
内容紹介
最近ではICやLSIが主流になり,苦労せずに電子回路を動作させることができる。このため,トランジスタやコンデンサ・コイルなどの素子レベルでの特性を教えたり,あえて学ぶ必要もなく,大学教育において電気回路や電子回路などの科目が敬遠され,おろそかにされている。また,実際に動作する電子回路を設計・製作できる教員がいないことも原因である。今日のようにICTの急速な展開の中において,技術立国としての日本においては電子回路の設計・製作,電子回路の動作を読むこと,説明できるようになることが必要であるだろう。
身近なAM・FMラジオは,トランジスタなど,素子レベルで電子回路を学ぶ非常に良い教材であり,これらの原理が分かれば,故障したラジオを修理できるし,容易に製作も可能である。本書は,実際に動作するAM・FMラジオの回路を通して,大学の電気・電子・情報系学科における“電子回路”の教科書として,図を豊富に取り入れて理解し易いように著してある。実際にAMラジオの設計・製作を行うとより理解出来るだろう。
目次
第1章 はじめに
第2章 AM・FM ラジオの原理
第3章 基礎となる電気回路1(交流理論)
第4章 基礎となる電気回路2(共振と情報伝送)
第5章 基礎となる電気回路3(フィルタ)
第6章 ダイオード・トランジスタ
第7章 音声信号増幅回路
第8章 発振回路・変調回路
第9章 高周波増幅回路
第10章 検波(復調)回路
第11章 具体的なラジオ受信機
第12章 電源回路