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瞳孔の生物学と神経学

  • 正村 和彦 著
  • A5判・207頁・並製
  • 定価 1,980円(本体価格1,800円+税)
  • ISBN 978-4-902774-31-3
  • 発行 2008年3月31日

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内容紹介

 瞳孔は眼の中央にある黒く丸い部分である。これは大きくなったり、小さくなったりしている。瞳孔の動きにはわけがある。瞳孔の動きは脳によって制御されている。このため、瞳孔は脳の働き、さらに心の動きを現しているといえる。本書では最初に眼と脳の構造と働きについて説明し、瞳孔の動きが脳によってどのように制御されているか、脳の活動状態と障害がどのように瞳孔の動きに現れるかを解説している。本書は人間の心理、眼と脳の働きに関心がある読者に興味深い視点を提供する。また、眼科学、神経学の分野の入門書あるいは参考書としても使用することができる。

目次

第1章 眼の構造
第2章 眼の発生と進化
第3章 瞳孔と虹彩
第4章 瞳孔の光学的意義
第5章 瞳孔を動かすもの
第6章 神経系の構成
第7章 自律神経系による内臓機能の制御
第8章 瞳孔運動の神経制御
第9章 神経伝達物質による瞳孔運動の制御
第10章 瞳孔反射 その1 対光反射と暗反射
第11章 瞳孔反射 その2 近見瞳孔反射、反射性瞳孔散大、精神緊張性・情動性瞳孔散大
第12章 瞳孔反射 その3 前庭瞳孔反射、眼瞳孔反射または三叉神経瞳孔反射、閉瞼反射
第13章 加齢、睡眠、呼吸と瞳孔、瞳孔動揺、条件反射と瞳孔、奇異な瞳孔反応
第14章 薬物および毒物と瞳孔
第15章 病気と瞳孔:瞳孔の色 
第16章 病気と瞳孔:瞳孔に現れる脳と神経の機能障害
第17章 病気と瞳孔:脳の傷害によって生じる瞳孔異常
第18章 個体死と脳死の瞳孔
第19章 瞳孔学

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