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サブリージョンから読み解く EU・東アジア共同体 -欧州北海地域と北東アジアの越境広域グランドデザイン比較-

  • 中村 信吾/多賀 秀敏/柑本 英雄 編著
  • B5判・168頁・並製
  • 定価 1,540円(本体価格1,400円+税)
  • ISBN 4-902774-14-3
  • 発行 2006年9月25日

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内容紹介

 本書は、北東アジア地域が今後どのように発展していくのかの道筋を示す“越境広域のグランドデザイン”、すなわち国際版「国土計画」を検討している。EUでは北海地域などで既にこのグランドデザインが出来あがり、これに基づいた地域開発が行われている。いまだ実態として方向性の定まらない東アジア共同体構想を、既に政体として実態となったEUと直接比較するのではなく、それらマクロリージョンの下位にある北東アジア・北海地域というサブリージョンから眺めてみる方法論により、北東アジア地域協力グランドデザインとEU北海地域グランドデザインとを、比較検証する“世界で初めての画期的な入門書”である。本書の議論は、地域研究・国際関係論などの研究者・学生のみならず、青森に住む我々にとっても、EUや東アジア共同体を理解するテキストとしても有用である。

目次

第Ⅰ部 サブリージョンから読み解くEU・東アジア共同体:越境広域経営と地域主義
第Ⅱ部 サブリージョンへのアプローチ:歴史、理論、実践
第Ⅲ部 サブリージョンの戦略的形成:新パラダイム創造キット

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