Radiation Environment and Medicine Vol.12 No.2
- Radiation Environment and Medicine 編集委員会編
- A4変形判・pp. 81-139・並製
- 定価 1,210円(本体価格1,100円+税)
- ISSN 2423-9097
- 発行 2023年8月29日
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内容紹介
弘前大学は、原子力関連施設を擁する地域的な背景を踏まえ、平成 20 年度から被ばく医療体制の整備、被ばく医療に関わる教育・研究ならびに人材育成に取り組み、これまで多くの成果をあげてきました。東日本大震災後の原発事故対応ではこの成果が避難所での支援活動や様々な学術調査などの社会貢献につながり、こうした被ばく医療への取り組みは弘前大学の意欲的かつ特色ある事業の一つとなっております。また平成 27 年に原子力規制委員会から原子力災害医療に対応する施設として「高度被ばく医療支援センター」及び「原子力災害医療・総合支援センター」に指定され、平成 30 年度末には指定更新を受けて引き続き両センターの活動を継続する事となりました。
これまでの弘前大学による被ばく医療関連の人材育成事業の一環として平成24 年3 月に刊行を開始した被ばく医療に関する学術誌 Radiation Emergency Medicine は、第 5 巻1号から、より広い分野からの投稿に対応する目的で、誌名を Radiation Environment and Medicine に改めました。
第 12 巻 2 号には、放射線生物影響、放射線計測等の 6 報の論文が掲載されております。
今後も、放射線防護、線量評価、生物影響、放射線計測、被ばく医療教育、放射化学分析、放射線看護、疫学調査、臨床研究など放射線科学の幅広い分野にわたる論文を掲載していく予定です。
皆様からの投稿をお待ちしております。
目次
Review
Biophysical Simulations for Estimating Biological Effects after Exposure to Ionizing Radiation: Current State and Future Prospects
Yusuke Matsuya and Ryo Saga
Regular Article
The Estimation of Annual Exposure to the Irish Population from Cosmic Radiation due to Air Travel
Fergal Dolan1 and Kevin Kelleher
Effect of Off-axis Ion Recombination Factor on the Beam Profile in Flattening Filter-free Photon Beams
Yuki Tanimoto, Masataka Oita, Shohei Yoshida, Atsuki Nakahira,
Kazunobu Koshi and Hirofumi Honda
Report
Expectation for Utilizing Supercomputers in Natural Radiation Research
Kazuki Iwaoka, Masahiro Hosoda and Shinji Tokonami
A Report of Pollutant Releases of Potential Radiological Concern from Major NORM Industries in Canada
Jing Chen
Cytogenetic Biodosimetry in Radiation Emergency Medicine:5. The Dicentric Chromosome and its Role in Biodosimetry
Donovan Anderson, Yu Abe, Valerie Goh Swee Ting, Ryo Nakayama, Kai Takebayashi,
Mai Tran Thanh, Yohei Fujishima, Akifumi Nakata, Kentaro Ariyoshi, Kosuke Kasai,
Mitsuaki A. Yoshida and Tomisato Miura
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