弘前大学出版会

内容紹介

　弘前大学は、さまざまな原子力関連施設が立地する青森県における唯一の総合大学として、万が一の事態に際して地域の安心・安全を確保するため、被ばく医療に関連する取組を推進してきました。平成22年度からは、先導的創造科学技術開発費補助金による地域再生人材創出拠点の形成事業「被ばく医療プロフェッショナル育成計画」を、青森県との連携・協力事業としてスタートさせ、この事業の一環として、緊急被ばく医療に関連する研究成果の共有および情報発信を目的に、平成24年3月に被ばく医療に関する学術誌を発刊しました。本誌は、世界に発信しグローバルなつながりの中で研究を深めていくために、英文での発行としました。
　第４巻１号では、様々な領域からの８報の論文に加えて、秋葉澄伯氏（鹿児島大学大学院医歯学総合研究科教授、健康科学専攻）の特別寄稿による疫学教科書の第三部、2014年9月に弘前市で開催された1st Educational Symposium on RADIATION AND HEALTH by Young Scientists (ESRAH2014)　におけるMichaela Kreuzer氏(ドイツ連邦放射線防護局)、Jing Chen氏（カナダ保健省）の教育講演内容を掲載しております。
　今後も、疫学調査、生物影響、線量評価、被ばく医療教育、放射化学分析、放射線看護、放射線計測、放射線防護、臨床研究など広い分野にわたる論文を発信していく予定です。皆様からの投稿をお待ちしております。




※本誌は英文表記となります。