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弘大ブックレット No.13 社会とかかわって学ぶ ~大学生が取り組んだ世代性と市民性のサービス・ラーニング実践

  • 深作拓郎・増田貴人・古川照美・生島美和・飯野祐樹著
  • A5判・88頁・並製
  • 定価 1,100円(本体価格1,000円+税)
  • ISBN 978-4-907192-59-4
  • 発行 2018年3月22日
    【品切れ・重版未定】

学びの可能性の発見!

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内容紹介

 近年、子ども・若者の地域活動や体験活動への参加が重視され、大学においても「地域を志向する学生の育成」が求められています。本書は、「市民性」(地域社会の一員としての意識)を体験的に学ぶサービス・ラーニング(Service- Learning)という教育方法を用いて、育児体験を通じて大学生たちの地域および家族についての意識を高める実践を紹介したものです。このプログラムでは、弘前大学の学生たちが、地域の一員としての当事者性について自覚し、他者への眼差しと配慮を得ることができるようになりました。大学と地域の連携、若者の地域参加を考えるためのヒントに満ちたブックレットです。

目次

1. 地域社会で育てられること、育てること。
(1)「託児付の連続育児支援講座」から
          わかったこと(深作拓郎)
(2)孤立という問題と
        ライフキャリア(古川照美)
(3)育児と地域愛着とを
     直接関係づけられるのか(古川照美)
(4)学生と地域社会との
      接点の「乏しさ」(増田貴人)
(5)子ども・子育ての観点を交えた
   サービス・ラーニングの模索(増田貴人)
2. 大学生の学び ~社会とかかわる “サービス・
 ラーニング”実践の試み
(1)サービス・ラーニング実践の
          試行に向けて(増田貴人)
(2)はじめてのサービス・ラーニング実践
           について(増田貴人)
(3)いくつかの工夫(増田貴人)
(4)当時の受講学生たちは何を感じたのだろう
       ~インタビューから(深作拓郎)
(5)最終レポートからの受講学生の
      気づきや学びを探る(飯野祐樹)
3. さらに学びを深めるための修正~育児を切り口に
 したサービス・ラーニング実践 2016年度修正版
(1)前回からの見直しと修正(増田貴人)
(2)ワークシートから読み取る受講学生の学び
                 (飯野祐樹)
(3)2016年度修正版についてのまとめ
               (飯野祐樹)
4. サービス・ラーニングを通じて見えてきた「世代
 性」
(1)大学生の地域社会参加の意義と
       サービス・ラーニング(生島美和)
(2)机上の知識と体験による知識
    ~ラーニング・ブリッジングと
           私たちの実践(生島美和)
(3)「育児支援」を通じて見えてきたこと
        ~「世代性」の獲得(生島美和)
(4)市民性・世代性と地域社会(生島美和)
あとがき

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