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弘大ブックレットNo.6 まち育てのススメ

  • 北原 啓司 著
  • A5判・64頁・並製
  • 定価 550円(本体価格500円+税)
  • ISBN 978-4-902774-48-1
  • 発行 初版第1刷 2009年7月23日
    第2刷 2011年4月12日

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内容紹介

 現代社会は、白いキャンバスに様々な夢を描き続けてきた「まちづくり」から、自分たちの資源を十分に活かすために多様な工夫や知恵を集めて何とかしようとする「まち育て」に変わりつつあるということを、著者が見聞きし、また自らが関わった豊富な事例を紹介しながらわかりやすく解説している。「まち育て」の主人公は、まちを「つくる」人ではなく、「たべる」人でなければならない。舌の肥えた生活者の眼差しや想いが活かされていく「まち育て」は、街なかに舞台(ハード)を次々と創りだしていくのではなく、物語(ソフト)を編集して、多様な出来事を誘発していくプロセスであるということを、読者にぜひ気づいてもらいたいという気持ちからまとめられた著書である。

目次

第一章 「まちづくり」から「まち育て」へ
 1. 「まち育て」ってなに?
 2. まちを「たべる」プロ
第二章 「まち育て」における参加とは
 1. 「公」と「私」
 2. 〈つながりの公〉としての「私」の空間
 3. あっと驚く「こみせ」トラスト
第三章 ストックを活かす「まち育て」
        ―煉瓦倉庫のつぶやき―
 1. ストックの時代
 2. 「忘れたって、いいんですよ」
第四章 まちを育てるための方法とは
 1. 「まち学習」は発見的方法
 2. ワークショップの魔法「創造的ケンカの
   ススメ」
 3. 「まち育て」はエンドレス
第五章 弘前の「まち育て」
 1. 大人のための「まち学習」
    ―『土手住専科』の試み―
 2. 「街なか居住」は誰のもの?
 3. 物語を編集する「まち育て」
あとがき
 ~「まち育て」はタウン・マネジメント~
◆関連文献