スクリーニングの原則と実践
内容紹介
<スクリーニングの科学的な原理を学ぶために>
世界保健機関(WHO)の依頼によって、Wilson と Jungner がスクリーニングの科学的な原理や効果的なスクリーニングの基準を明らかにした専門書の本邦初の全訳です。本書は出版から50年以上を経た現在でも欧米ではバイブル的存在として大学院教育でも取り上げられています。我が国ではスクリーニングに関する国際標準の成書がなく、日本の医療者や公衆衛生学分野の研究者に向けて翻訳しました。住民健診や職場健診など、健康な人たちを対象にしたスクリーニングに関して、一歩立ち止まって科学的な考察を促す歴史的な名著です。
厚生労働省科学研究費補助金(がん対策推進総合研究事業)「がん検診の利益・不利益等の適切な情報提供の方法の確立に資する研究」班の活動の一環としての出版
目次
序論
第1章 定義
第2章 原則
第3章 実践
第4章 疾患スクリーニングの実例
第5章 スクリーニングの方法論の動向
第6章 結論
参考文献