校長日記 養護学校 365days -もっと知ってほしい、みんなのこと-
- 安藤 房治 著
- A5判・204頁・並製
- 定価 1,760円(本体価格1,600円+税)
- ISBN 4-902774-09-7
- 発行 初版第1刷 2006年2月15日
第2刷 2006年6月7日
第3刷 2009年10月22日
第1回弘前大学出版会賞(2010年)
一般の書店にてお求めいただけます。(各書店にご注文ください)
弘前大学生協インターネットショッピングにてお求めいただけます。
内容紹介
タイトルに「校長日記」とあるように、養護学校長を務めた著者の目を通して学校の日常を書き綴ったものである。保護者や広く一般の人々を読者に想定して書かれているので表現も平易であり、大変読みやすい。内容は「認識が育つ・経験が拡がる」「他人と関わる」「地域のセンターとして」「社会への巣立ちを支え、見守る」「成長する『教師の卵』たち」の5章で構成され、それぞれに子どもたちの学習の様子や、学校での楽しい日常の活動が描写されている。したがって、養護学校の日常が、まるで参観しているかのように読みとることができ、養護学校教育の実際を知ることができる。養護学校とはどんな学校であるのかにとどまらず、そもそも教育とはどうあるべきかを知らされる。またいろいろと考えさせられる数々のエピソードも散りばめられている。山田洋次氏(映画監督)や汐見俊幸氏(東京大学教育学部教授)からも推薦され、画期的な出版としてマスコミにも大きく取り上げられた。
目次
はじめに
Ⅰ 認識が育つ・経験が拡がる
認識が育つ
手指のスキルアップ
生活の術を習得
余暇・生活を楽しむ
創る
安全と健康・衛生を学ぶ
Ⅱ 他人と関わる
他人と関わる
集団の中で育つ自立の芽
行事の中で
障害の壁を越える
Ⅲ 地域のセンターとして
地域のセンターとして
家族に囲まれて
地域との交流
保護者との連携
Ⅳ 社会への巣立ちを支え、見守る
移行支援:就労を準備し、支える
卒業生へのアフター・ケア
社会の中の子どもたち
Ⅴ 成長する「教師の卵」たち
おわりに(解説):養護学校の今―「特別支援
教育」改革の中で